正確なレセプト請求に役立つ

正確なレセプト請求に役立つ

正確なレセプト請求に役立つ クリニックなどの病院の収入の大部分を占める診療報酬にとって、レセプト請求は重要な作業になります。レセプトは毎月作成され、患者さんの病名や診療報酬点数、氏名や保険者番号を入力して、社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会に提出します。提出先で審査し、承認されたものに対して診療報酬が支払われます。そのため、レセプト作成には専門知識や事務処理能力が非常に重要視されています。
一昔前のレセプトは紙で行われており、ミスや漏れ、間違いを完全に防ぐのは難しく、正しく処理をされずに診療報酬が受け取れない事例も多くありました。しかし、最近では専用のコンピューターで自動的にチェックを行うレセコンの導入が進められており、普及も広まっています。
レセコンの導入は1999年頃から業務効率化などの目的で使用が開始され、現在ではほぼ全ての医療機関で使用されるまでになっています。レセプト請求に役立つレセコンは、クリニックなどを開業するにあたっては必須アイテムともいえる医療用コンピューターになります。

レセコンがあるおかげで、受付での説明がスムーズに

レセコンがあるおかげで、受付での説明がスムーズに 最近、多くの医療機関で導入が進んでいるのが、レセプトコンピューター略してレセコンです。これはレセプトを素早くミスのないように作ることができるのはもちろんのこと、レセプト請求までスムーズに行うことができる優れもので、今や医療機関の事務業務において無くてはならない必需品となっています。具体的にレセコンでできることを列挙すると、「患者さんの受付」「診療内容の記録」「患者さんへの会計」「処方せん発行」「レセプト作成」「レセプト請求」などがあります。さらに「診療予約の受付」「保険証のスキャンと取り込み」「来院状況の分析」「経営分析」まで可能なレセコンまであり、大変便利です。
受付業務において、治療内容を知らない受付スタッフが、患者さんに様々な説明がスムーズに行えるのもこのレセコンがあるおかげです。日本医師会では、オープンソースのレセプトコンピューターが「ORCA」を提供しており費用を抑えることも可能ですが、より高度な作業を行いたければ有料のソフトを導入するのも手です。